日本の祭りは「奇祭」がアツイ!関東地方の生殖器崇拝を紹介

2023-12-15
「日本のアダルトな祭りを詳しく知りたい」と考えている方へ、生殖器崇拝の意味や、関東地方で行われているアダルトな奇祭について紹介しています。この記事を読むと、日本で行われる奇祭の魅力が理解でき、一度は参加してみたいときっと感じるでしょう。
2023-12-15

「日本のアダルトな祭りを詳しく知りたい」「生殖器を崇拝するのはなぜだろう?」と思っている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

日本古来より生殖器を崇拝する文化が各地にあります。
生殖器の形をした御神体や、生殖器を祀るちょっとアダルトな祭りもその一つです。

今回は、生殖器崇拝の意味や関東地方のアダルトな奇祭について紹介します。
この記事を読むと日本で行われている奇祭の魅力がわかります。
ぜひ最後までお読みください。

日本の祭り|生殖器崇拝の意味とは

生殖器崇拝とは、男女の性器の神秘的な力を信じ、生殖器をシンボルとして表現した造形物を崇める信仰です。
主に五穀豊穣や安産・多産をもたらすとされています。

日本における生殖器崇拝の歴史は古く、縄文時代中期につくられた男根を表した石棒や、乳房や陰部を強調した土偶などが見つかっています。
そのあと各地で受け継がれ、生殖器崇拝が存在しない都道府県はありません。
特に男根を象ったものは、大きさや材質などさまざまな形で残されています。

日本独自の文化と思われがちですが、実は世界各地で生殖器崇拝は盛んです。
古代文明が発達したエジプトやギリシャ、ヒンドゥー教が盛んなインドやネパール、アフリカやチベットなどでも存在しています。

農業文化が広く浸透する日本において、豊作を祈念する生殖器崇拝は昔から生活に密着した信仰であったといえるでしょう。

日本の祭り|関東地方のアダルトな奇祭

生殖器崇拝が残る祭りは、東京からほど近い関東地方にも存在しています。
ここからは、関東地方のアダルトな5つの奇祭を紹介します。
来訪の際には、少し足を運んで訪れてみてはいかがでしょうか。

奇祭1.かなまら祭り

「かなまら祭り」は、海外でも有名な関東を代表するグローバルな祭りです。

かなまら祭りで最も有名なのは、3つの男性器を模したお神輿です。

● ピンク色の男性器が祀られた「エリザベス神輿」
● 黒光りする鉄製の硬い男根の「かなまら舟神輿」
● 歴史の深さを感じさせる木製「かなまら大神輿」

3台の神輿が街中を練り歩く姿は異様な光景かもしれません。
開催地である金山神社には、数多くの男根を模したオブジェも存在し、参拝客を楽しませてくれるでしょう。

商店街では、男性器の形をした「子宝飴」が販売されています。
さまざまな味の子宝飴やチョコバナナなどが売られている様子は、まるでアダルトショップのようです。

毎年海外からの観光客も数多く来訪し、盛り上がりを見せています。

奇祭2.あらい祭り

「あらい祭り」は、千葉県で古くから伝承される奇祭です。

あらい祭りは、別名「大根祭り」とも呼ばれています。
祭り当日は「鍋かけず」といい、地域のすべての家では火を焚かない習わしです。
住民たちは当番となっている家に集まり「神の食」と呼ばれる質素な食事をとります。

家の祭壇には、大根やカブでつくられた男性器と女性器を模した神物が祀られています。
住民が厳かに食事をとる上座に神物が鎮座する姿は、何とも不思議な光景です。
そうしているうちに獅子舞が登場し、神物を咥えて新妻の食前に出し子孫繁栄を祈願します。

祭りのメインイベントでは、当番の家から出る宮司たちに子どもたちが大根の輪切りを投げつける行事が行われます。

奇祭3.道祖神祭

「道祖神祭」は、茨城に伝わる子宝祈願の奇祭です。

開催地である高道祖神社には、男根棒が多数納められています。
小さな拝殿の先へ進むと男根棒を拝める本殿があり、女性がまたがって写真を撮影できます。
また、左右にある祠では女性は男根のある左の祠を、男性は何もない右の祠を参拝する決まりです。

祭りの名物は、「さやりぼう」と呼ばれる男性器と女性器を形どった陰陽餅です。
安いものだと500円程度、高いものは1万円もする立派な「さやりぼう」が売られています。
あまりにリアルな形に、食べづらいと思う方もいるかもしれません。

夜には「宝まき」と呼ばれるイベントがあり、市長や神主などが神楽殿から豆やお菓子を参加者にまき、大賑わいとなります。

奇祭4.安食の酉の市

「安食の酉の市」は、千葉県で行われる賑やかな奇祭です。

この祭りでは、日本一の大きさを誇る御神体が一番の見どころです。
大鷲神社の末社に祀られる「魂生大明神(こんせいだいみょうじん)」は、高さ2.5メートル、周囲2.3メートルの立派な石造りで、強い御利益を感じられるでしょう。
また、境内には「子授けの大樹」「縁結び合体椎の木」と呼ばれる神木もあるので、ぜひ立ち寄りたいスポットです。

祭りでは、ピンクの法被(はっぴ)を身につけた女性たちが、男性器を模した魂生大明神を引いて練り歩き、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願する「魂生大明神曳き廻し」が行われます。

境内の出店では、名物の「子孫繁栄の飴」が売られています。
男性器の形に2つの丸い飾りがついた黒光りする飴は、溶かして料理に使うと御利益があるそうです。

奇祭5.ごもっともさま

「ごもっともさま」は、秩父地域で節分に行われている奇祭です。

この祭りは、関東のパワースポットとして有名な三峯神社の節分祭として行われる神事です。
標高1,102メートルにある三峯神社は、この時期まだ雪が残っているかもしれません。

袴を着た年男が「福は内、鬼は外」との掛け声で福枡の豆をまくところは、よくある節分と同じです。
そのとき、後方の介添えたちが「ごもっともさまぁ〜」と大きな掛け声をかけ、男性器を象徴するヒノキ製のすりこぎ棒である「ごもっとも様」を前方に突き出します。

豆を入れた福枡は女性を象徴しており、巨大なごもっとも様を掛け声に合わせて掲げ、子授けや五穀豊穣、夫婦円満、開運長寿を祈願しているのです。

日本の祭り|全国のアダルトな奇祭一覧

日本全国に目を向けると、さまざまな地域で奇祭が行われています。

日本全国には、ここで紹介しきれなかった祭りが数多くあります。
祭りの時期に合わせて来訪してはいかがでしょうか。

まとめ

この記事では、生殖器崇拝の意味や日本に伝わるアダルトな奇祭について紹介しました。

生殖器崇拝とは、五穀豊穣や安産・多産を願い、性器の造形物を崇める信仰で、日本ではさまざまな地域に奇祭として残されています。
東京からほど近い関東地方であれば、奇祭のタイミングで来訪してはいかがでしょうか。

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【Q&A】

Q.生殖器崇拝とはなんですか?
A.生殖器崇拝とは、男女の性器の神秘的な力を信じ、生殖器をシンボルとして表現した造形物を崇める信仰です。主に五穀豊穣や安産・多産をもたらすとされています。

Q.日本のアダルトな奇祭はどんな特徴がありますか?
A.アダルトな奇祭は日本各地に存在し、それぞれ個性豊かな特徴があります。男性器や女性器を象った御神体が祀られ、お神輿などで練り歩くものが多いです。