主人公は年の頃は40過ぎ…年収50万円のシナリオライターで生活は恐妻家の妻チカが支えている。
俗に言う「ダメ男」とか「ヒモ男」で、ちなみにこの小説はほぼノンフィクションらしい。
妻にセッ●スを拒否され、清々しいほどいつも罵倒されている主人公は「どんだけ酷い妻なのかを小説にする」と書き始めた筈なのに「あぁ…俺は妻が大好きなんだ」という気持ちが溢れてる。
そしてここで描かれる恐妻家の妻も女の私からみたら「あぁ、この人は旦那さんの才能を含めてほんまはゾッコンなんじゃないか…」と分かる。
しかしながら
「息子の幼稚園のママ友夫妻とスワッ●ングした」
とか、(後から知ったけどこれは一応フィクションらしい)
自分の代わりに仕事の打合せに行き、その後の飲み会で酔い潰れて帰って来てソファーで寝ている嫁チカが担当ディレクターとけしからぬ事をしていないかと、胸の辺りをクンクンして唾液で舐められた匂いがないか確認し、汗と香水の混じった匂いしかしなくて
「ホッとしながら残念だった」
とか…。
男子中学生かっ!!!(笑)
読んでるうちに「なんでこの本を世に出したんやろう?コレ嫁にだけ読んで貰ったらえぇんちゃうの?」
という気持ちにさえなるのに最後まで読んでしまったのは、コレを書いたのがただの「エロダメ男」ではなく「シナリオライター」でやはりプロの書いた文章だからなのか???
『エプロン姿には大して興味がないのだが、エプロンをつけようとしている女性の姿はなぜか好きだ』
とか、エロの中にも女の私が「オッ!」とロマンを感じる描写もタマ~に入れてくるねん。
もう読むのを止めようと思った頃に絶妙な表現を見つけてはもう少し読んでみようと思ってしまう…。
さて、そんな夫婦のまぐあい中の会話(フェ●チオの事をここでは「パク」と言われている)
俺「チカちゃんお願い、もう少しだけ深くパクして」
嫁「結果出せばもっとしてあげるんだから」
俺「連ドラくらい書くよ」
嫁「よし。連ドラ書いたらこれくらいだな(半分咥える)」
俺「え、連ドラでそれだけ?じゃあ朝ドラは?」
嫁「朝ドラかぁ。これだな(更に1センチ深く咥える)」
俺「うわ!じゃぁ大河は」
嫁「大河はあんまり興味ないけど有名になるからこれもんだよ(スッポリと根本まで咥えるとフンフン!と頭を上下させる)」
2023年度後期NHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」で見事、朝ドラの脚本を手掛けられた「ダメ男さん」は、半分+1センチ「パク」してもらえるようになったんかしら?☺️
夫婦なだけに「爛れた情事」というニュアンスとは違うけど、なんかついウッカリ最後まで読んでしまった…。
そんな本の紹介でした📕。
コーヒーでも飲みながら☕️、次はまた違った本を読みましょう♪