思い出話🧠💭

昔居たお店に来てくれたお客さん。

🧔🏻‍♂️『普段は中々こういうとこで遊ぶことが無くて数年ぶりに遊びに来たんだ〜🎶』

ってワクワクしてた。

こっちもうれしい！一生懸命頑張ろう

って思って服を脱いだ。

そしたら

🧔🏻‍♂️『うわー！これ高い下着だよね！Salute？』

その日はお気に入りの紫のSaluteを着けてた。

上下で3万しないくらいの。

そしたら

🧔🏻‍♂️『触ってみてもいい？』

わたしも二つ返事で食い気味に

『いいよ！是非！』と答えた

🧔🏻‍♂️『生地にキラキラの刺繍糸使ってるんだね、手触りもいいし、丈夫でしっかりした作りだね、スワロフスキーも付いてる、2万くらいするんだっけ？高いだけあるね、可愛いね。』

かつてここまでこのSaluteというブランドの下着を男性が細かく言語化して褒めてくれた事があっただろうか。

『もっと可愛いの着けてくればよかったな…』

思わず心の声が漏れた。もちろん着けているのも十分お気に入りだったが何度も使っているので若干くたびれていたのだ。

🧔🏻‍♂️『え！これも充分可愛いのに？もっと素敵なのがあるの？』

まだ掘り下げてくれるのか、と私も熱が入る。

『うん！もっと店舗限定って言って3万ちょいするやつとかもある！これより派手な作りになってるんだよ！キラキラで可愛いやつ！』

🧔🏻‍♂️『それは残念！見たかったな〜！もっと凄いやつ！』

その後は一緒にお風呂に入りベッドでひとつになり、時間はあっという間だった。本当にあっという間だったのだ。

🧔🏻‍♂️『すっごい楽しかった！また来るね！』

そう言って彼は満足そうな顔で帰って行ったのだった。

たかが下着。されど下着。私の身に付けているこの下着は仕事用の衣装だ。お客様の前に出る。いい物を身に付ける。絶対にスカート、ワンピースを着る。
スニーカー、ジーパン、ジャージ。そんなものは休みの日に着ればいい。休みの日なんて着古したヨレヨレのユニクロの下着だ。

スニーカーデニム、すっぴんで出勤が当たり前になってきた業界の今、私の小さい努力が、拘りが、貴方には理解されるだろうか。

買ってくれた時間いっぱい、私は貴方の彼女なのです。