限りなく透明に近いみれい
渋谷の長い道玄坂を抜けるとみれいだった。
顔出しがなかったので、ラブホテルの外で待っている時間は、まるで行き先のない新幹線に乗っているように長く感じた。
通り過ぎる人ひとりひとりが気になって、心が焦る。その後、みれいが現れても、僕はそれが本当に彼女かどうか確信が持てず、最終的には店に確認して初めて、目の前にいる人がみれいだとわかった。
みれいを一言で表すなら、「代わりのきかない清潔感」だと思う。
彼女のすべてが、余計なものを削ぎ落としたように見える。そこには「コア」だけが残っている。
そのコアは、自分自身の欲望の核心を映し出す鏡でもある。 みれいはとても面白い人だった。
彼女の全てがちょうどいい。その「ちょうどよさ」もまた、彼女が持っている「清潔感」と繋がっている気がする。
彼女のことを考えると、僕はいつまでも読み終われない『限りなく透明に近いみれい』を思い出す。
それはすべてが透明なのに、理解しきれない存在だ。 彼女の前に立つと、自分の欲望はまるで栄養ドリンクのように分解されて、それぞれの成分になる。 たぶんこれは「栄養ドリンクプレイ」なのかもしれない。
今回は「オナニー」オプションを追加した。
最後の数分でお願いしたにもかかわらず、みれいはすぐに状況を理解して、完璧に応じてくれた。とてもプロフェッショナルだった。
彼女の目は大きくて、とても綺麗だった。 だけど、オナニーのときだけ、彼女はそっと目を閉じる。
きっとそれは、誰も触れることができない——『限りなく透明に近いみれい』なのだと思う。
작성일:2025년4월26일