ビルの裏、誰にも見られないと思ってたのに
残業がひと段落して、外の空気を吸いたくてオフィスビルの裏へ。
コンクリートの隙間から流れる風と、うっすら漂うタバコの煙。
その匂いを吸い込んだ瞬間、ふいに後ろから聞き覚えのある声がした。
「こんなところでサボってるの?」
振り返ると、あなたがいた。
ネクタイを緩めたスーツ姿に、軽く火をつけたタバコ。
ビジネスの顔じゃない、男の顔をしてた。
灰皿の前に並んで、無言のまま煙をくゆらせる。
さっきまでのオフィスの空気とは違って、
ここでは何か…もっと危険で、甘いものが漂っていた。
「さっき会議で、脚ばっかり見てたの気づいてた?」
そう囁かれて、思わず笑ってしまった。
でもその直後、腰に回された腕に、息が止まりそうになった。
ビルの裏、誰も通らないわけじゃない。
でも、今はそれが余計に興奮を煽る。
コンクリートの壁に背中を押しつけられて、
あなたの手がストッキング越しに私の太ももをなぞるたびに、
声が漏れそうになるのを必死に抑えてた。
誰かにバレるかもしれないスリルと、
昼間とは違う、あなたの本音。
あのビルの中では絶対に見せられない顔を、
私はここで、あなたに全部見せてしまった。
残業がひと段落して、外の空気を吸いたくてオフィスビルの裏へ。
コンクリートの隙間から流れる風と、うっすら漂うタバコの煙。
その匂いを吸い込んだ瞬間、ふいに後ろから聞き覚えのある声がした。
「こんなところでサボってるの?」
振り返ると、あなたがいた。
ネクタイを緩めたスーツ姿に、軽く火をつけたタバコ。
ビジネスの顔じゃない、男の顔をしてた。
灰皿の前に並んで、無言のまま煙をくゆらせる。
さっきまでのオフィスの空気とは違って、
ここでは何か…もっと危険で、甘いものが漂っていた。
「さっき会議で、脚ばっかり見てたの気づいてた?」
そう囁かれて、思わず笑ってしまった。
でもその直後、腰に回された腕に、息が止まりそうになった。
ビルの裏、誰も通らないわけじゃない。
でも、今はそれが余計に興奮を煽る。
コンクリートの壁に背中を押しつけられて、
あなたの手がストッキング越しに私の太ももをなぞるたびに、
声が漏れそうになるのを必死に抑えてた。
誰かにバレるかもしれないスリルと、
昼間とは違う、あなたの本音。
あのビルの中では絶対に見せられない顔を、
私はここで、あなたに全部見せてしまった。