指先でほどく夜
「こっち、来て」
その声だけで、背筋に熱が走った。
指先がそっと肩に触れ、ワンピースのストラップが滑り落ちる。
止めようとも、言い訳をする気も起きなかった。
静かな部屋に、布のこすれる音が響く。
肌が露わになるたび、空気がまとわりついてくるみたい。
彼の指が腰に触れると、息が少しだけ乱れた。
「触れてもいい?」
その問いに、かすかに頷いた瞬間、
彼の手のひらが、私の曲線を確かめるように這っていく。
言葉よりも、温度がすべてを語っていた。
ただ、受け入れて、ほどかれていく。
自分の中に眠っていたものが、少しずつ目を覚ましていく。
それが怖いどころか、むしろ心地よかった。
「こっち、来て」
その声だけで、背筋に熱が走った。
指先がそっと肩に触れ、ワンピースのストラップが滑り落ちる。
止めようとも、言い訳をする気も起きなかった。
静かな部屋に、布のこすれる音が響く。
肌が露わになるたび、空気がまとわりついてくるみたい。
彼の指が腰に触れると、息が少しだけ乱れた。
「触れてもいい?」
その問いに、かすかに頷いた瞬間、
彼の手のひらが、私の曲線を確かめるように這っていく。
言葉よりも、温度がすべてを語っていた。
ただ、受け入れて、ほどかれていく。
自分の中に眠っていたものが、少しずつ目を覚ましていく。
それが怖いどころか、むしろ心地よかった。