溺れる

首にかかる貴方の手に



思うんです



あなたがその気になれば

私は簡単に殺されちゃうんだって



喘ぎながら

貴方の手の中で脈打つ



いつ終わってもおかしくない

そのギリギリが好き



見下ろす貴方の瞳が冷たくなるほど

私の中は熱くなる



怖いはずなのに

息が詰まりかけた瞬間に快楽を感じるの





私って 変 ですか？







残った首の痕

赤く腫れたままの乳首

太ももに食い込んだ縄の痕



どれもこれも 私を躾けてくれた印で



撫でるたびに

あの瞬間の熱が蘇って

身体が勝手に疼いて



一日中貴方を感じられるの

最高に 幸せ





できた痣の上に

わざと追い打ちをかけられるのも好き



だって



痛みが消えない方が嬉しい

貴方の名残を 長く長く

私に刻んでほしい



身体だけじゃなく

思考 感情も すべてあなたに委ねたい







壊されていく自分が

こんなにも愛しく感じるなんて