カーテンを開くと眩い自然光が差し込んできました。
月光の下の美女という様なブランディングの当店で、一際異彩を放つ、昼光の明るさで廊下を満たす美女がそこにいたのです。
光の差す方に導かれるかの様にお部屋に辿り着いて、ドアがしまると、通りの良い鈴鳴の声が響きます。快活な挨拶に面食らって思わず、声が大きくて良いですねと笑ってしまいましたが、実際、音量自体はそれほど大きくはなくて、発声が綺麗で丁寧であったからだと今は思います。最小限の力で強く艷やかな音が出る、弦楽器を想起させられました。どこかで司会のお仕事でもされてそうな、どこに出しても恥ずかしくない上品な快活さに心を奪われます。
光が透けて抜けて行く透過の透明感がある美女ならば今までもお会いしたことはあります。しかし、自ら光を放つ、幸福を溢れさせて分け与えてくれる投光感がある美女にお会いするのは今日が初めてです。思いがけず女優さんをお見かけした時にこの様な感情をいだいたりするのかもしれません。
物理学の話をしますと光はエネルギーではありますが質量はありません。圧倒的なまばゆさですが、威圧感や緊張を与えるものではなく、優しく軽く涼しい朝の風と柔らかな明るさに包まれるのです。
ビジュアルイメージを伏せていらっしゃるので先入観に繋がる表現は無粋ではありますが、○仮屋姉妹には実はその下に少し年の離れた一般人の妹さんがいらっしゃって、お姉様二人よりもさらに甘さや幼さを抑えた美人さんなんですよ！という設定で紹介されたら信じてしまうかもと思いました。圧倒的な美しさゆえに自然と身につくのでしょうね、相手に緊張を与えまいとする気遣いと人懐っこさに心が解けてしまいます。清楚なイメージはそのままに、明るく積極的に誘っていただきました。この場所で再会できることを祈っています。

Date of post：6/21/2022