指先の誘惑

室内は心地よく冷えていたけれど、彼の手のひらはそれ以上に熱かった。
「少し…触ってもいい?」
軽くうなずくと、彼の指がゆっくりと首筋をなぞる。
そのまま鎖骨、胸元へ。服の上からでも、指先の温度ははっきりと伝わった。
「ここ、ドキドキしてるね」
くすぐるような声に、身体が勝手に反応してしまう。
彼の手は焦らすようにゆっくりと下へ。
下着の上から、なぞるように撫でられるたび、息が止まりそうになる。
──名前も知らない人なのに、どうしてこんなに感じてしまうんだろう。
室内は心地よく冷えていたけれど、彼の手のひらはそれ以上に熱かった。
「少し…触ってもいい?」
軽くうなずくと、彼の指がゆっくりと首筋をなぞる。
そのまま鎖骨、胸元へ。服の上からでも、指先の温度ははっきりと伝わった。
「ここ、ドキドキしてるね」
くすぐるような声に、身体が勝手に反応してしまう。
彼の手は焦らすようにゆっくりと下へ。
下着の上から、なぞるように撫でられるたび、息が止まりそうになる。
──名前も知らない人なのに、どうしてこんなに感じてしまうんだろう。