言えない気持ち

抱かれた後、隣に寝転ぶ彼がぽつりと呟いた。
「これって、なんなんだろうね」
何気ない一言が、心に刺さる。
私たちに名前はない。恋人じゃない。
でも、他の誰ともこうなれないって思ってる。
「わかんない。でも…終わりたくない」
口に出した瞬間、涙がこぼれそうになった。
彼は黙ったまま、私の髪を撫でてくれた。
──それだけで、また少しだけ好きになってしまう。
抱かれた後、隣に寝転ぶ彼がぽつりと呟いた。
「これって、なんなんだろうね」
何気ない一言が、心に刺さる。
私たちに名前はない。恋人じゃない。
でも、他の誰ともこうなれないって思ってる。
「わかんない。でも…終わりたくない」
口に出した瞬間、涙がこぼれそうになった。
彼は黙ったまま、私の髪を撫でてくれた。
──それだけで、また少しだけ好きになってしまう。