ほどいてほしいのは…

夜風が心地いい季節になってきたね。
今日は久しぶりに浴衣を着てみたの。
普段より少しだけ、胸元が緩んでて、
歩くたびに、すそがふわっと揺れるたびに、
視線を感じてドキドキしてた。
でも――
「自分じゃ、うまく脱げないんだよね」
そう言って、目の前に座ったあなたに背中を向けた瞬間、
帯を解く手が、そっと、でも確実に私を裸にしていくのがわかった。
シュルッと鳴った音。
肌に触れる夜の空気が、思ってたより冷たくて、
でもそのあとに来たあなたの手の熱が、全部を上書きしていった。
浴衣の下、何もつけてないことに気づいた時の、
あなたの反応が忘れられない。
夜風が心地いい季節になってきたね。
今日は久しぶりに浴衣を着てみたの。
普段より少しだけ、胸元が緩んでて、
歩くたびに、すそがふわっと揺れるたびに、
視線を感じてドキドキしてた。
でも――
「自分じゃ、うまく脱げないんだよね」
そう言って、目の前に座ったあなたに背中を向けた瞬間、
帯を解く手が、そっと、でも確実に私を裸にしていくのがわかった。
シュルッと鳴った音。
肌に触れる夜の空気が、思ってたより冷たくて、
でもそのあとに来たあなたの手の熱が、全部を上書きしていった。
浴衣の下、何もつけてないことに気づいた時の、
あなたの反応が忘れられない。