ホテル一室の妄想日記♥前編

済ませたあと、
「……最上階だね。ちょっと時間かかるかも。」
そして、動き始めた瞬間――
彼の手が私の胸をむさぼってきた
彼の指が
立っていた乳首をそっと撫でる
服の上からなのに
心まで触れられているような感覚に
もう“期待してる”でしょ?」
首筋に唇を押し当てた
ひとに見られるかもしれない
というスリル
息を耳に
吹きかけながらささやいてくる
それとも――ここでバレたい?」
ボタンのランプが
一つずつ上がっていくたびに
鼓動は速くなり
彼の手つきもわずかに強まる
壁につけたけれど――
すぐに彼が顔を近づけ
唇がふれるギリギリで止まる
「部屋に着くまで、待てるなら……
我慢してみて?」
そう言いながら
私の手をぎゅっと握る彼の指先は
今にも堪えきれなくなりそうな
熱を込めていた
――チン、と音がして扉が開く
そっと歩き出す。
でも私の指先はまだ
彼の余韻を強く覚えていた。
続く―〜
済ませたあと、
「……最上階だね。ちょっと時間かかるかも。」
そして、動き始めた瞬間――
彼の手が私の胸をむさぼってきた
彼の指が
立っていた乳首をそっと撫でる
服の上からなのに
心まで触れられているような感覚に
もう“期待してる”でしょ?」
首筋に唇を押し当てた
ひとに見られるかもしれない
というスリル
息を耳に
吹きかけながらささやいてくる
それとも――ここでバレたい?」
ボタンのランプが
一つずつ上がっていくたびに
鼓動は速くなり
彼の手つきもわずかに強まる
壁につけたけれど――
すぐに彼が顔を近づけ
唇がふれるギリギリで止まる
「部屋に着くまで、待てるなら……
我慢してみて?」
そう言いながら
私の手をぎゅっと握る彼の指先は
今にも堪えきれなくなりそうな
熱を込めていた
――チン、と音がして扉が開く
そっと歩き出す。
でも私の指先はまだ
彼の余韻を強く覚えていた。
続く―〜